Webデザインの仕事/クライアントにはあまり報告せずに自由にやってる

ボクがサイトをデザインするときの手順を書きました。参考になる人は参考にどうぞ。

 レイアウトのイメージ共有

ボクがWebサイトをデザインするときは、まず最初にワイヤーフレームを作ります。ワイヤーフレームというのはデザインの下書きみたいなものです。

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こんなの。
これは最初に作ったワイヤーフレームですね。

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これは最初に作ったワイヤーフレームの改良版です。

最初に作ったワイヤーフレームには情報量が多すぎるような気がしたので、情報量を減らしたものを再作成しました。1案5分くらいで作れるので、時間があるときは遊び感覚でガンガンつくります。

作ったワイヤーフレームは、「ワイヤーフレームフォルダ」を作ってためておきます。ワイヤーフレームがある程度の数たまれば、わざわざ毎回作らずとも過去のワイヤーフレームを使い回せばよくなるので楽ちんです。カタログ形式にしてクライアントに選んでもらうのも良いと思います。

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大まかなワイヤーフレームが決定したら、次は部品を加えていきます。バナーを記載する部分(オレンジ)・画像を記載する部分・タイトル文字を記載する部分・テキスト部分など、目立つ部品を四角で区切るようにして配置していきましょう。

大まかな配置が決まったらサクっと色をつけます。色付けが終わったら叩き台の作成はほぼ終わりです。クライアントに確認してもらいOKがでたら、あとはワイヤーフレームに沿って画像やテキストを配置していくだけでOK!!

↑ここまでがレイアウトのイメージ共有です。この後はサイトを装飾していく作業になります。

 レイアウトだけ見せて、装飾は見せない

ボクがクライアントに確認をとるのは「レイアウト決定」までで、それ以降の装飾作業〜完成まではとくに確認をとらずに進めています。

理由はいくつかあります。
・レイアウトのイメージをしっかり共有できていれば、その後ズレることはほぼないから。
レイアウトのイメージ共有には、色合いや雰囲気も含みます。ここさえしっかりと共有できていれば、その後の装飾でズレてくることはまずありません。

・装飾中のサイトを見せたところで、有益な意見がもらえない可能性が高いから。
上記にも書いたように、レイアウトのイメージ共有時にもらう意見はとても有益で貴重で大切です。しかし装飾途中にもらう意見は直接デザインに結びつく意見が少ないように感じました。

よくもらう意見はコレです。

「他にもっといい素材ない?」「この素材、他の色も見たい」

→素材のパターンを求められることは日常茶飯事です。「この青い花の素材、ピンクと紫と黄色のバージョンもみてみたい」のような感じの意見が多いですね。花の色を変更するくらいならPhotoshopでどうにかなりますが、それが10点、20点と集まると対応しきれません。

そしてそれらの意見の結末は大体が「追加料金が発生するなら別にいいや、簡単にできるかなーと思って言ってみただけなの」「よくわからなくなってきちゃった。」「うーん、やっぱり前の方がよかったかも」などですので、この工程は抜いてしまっても問題ないと判断しました。(笑)

装飾前と装飾後のビフォーアフターを見せてびっくりさせたいから。
装飾後のサイトが、装飾前よりも悪くなることは滅多にありません。驚いて喜んで欲しいので、あえて見せないです。

 まとめ

・ワイヤーフレーム楽しい。
・レイアウト(配置・色合い・雰囲気)だけオッケーもらえば、あとは自由にやっていいと思う。

装飾中のサイトを見せないでいてトラブルになった事は一度もないです。クライアントを安心させるためにたくさん意見共有することが正しいと思っていた時期もありましたが、最近は考えが変わってきました。

信頼できるクライアントさんがいる方はぜひ試してみてください。