シェル【基本情報技術者・解説】

OSにおけるシェルの役割に関する記述として,適切なものはどれか。

ア)アプリケーションでメニューからコマンドを選択したり
設定画面で項目などを選択したりするといったマウス操作を,キーボードの操作で代行する。

イ)複数の利用者が共有資源を同時にアクセスする場合に
セキュリティ管理や相互排除(排他制御)を効率的に行う。

ウ)よく利用するファイルやディレクトリの参照情報を保持し
利用者が実際のパスを知らなくても利用できるようにする。

エ)利用者が入力したコマンドを解釈し,対応する機能を実行するようにOSに指示する。


問題文を簡単にいうと「シェルってなーんだ?」って事なんだけど
きみはシェルって何か知ってる?(´・ω・)

ITエンジニアの間ではむちゃくちゃ利用されるシェルだけど
一般の方は知らない人も多いかもしれないね。
シェルってのは、メモ帳にとある文章を書くとパソコンがそれ通りに動いてくれる
いわばパソコンに対する命令書みたいなもんだよ。
だから答えは(エ)だね。(
・ω・´)


名前だけ覚えても面白くないと思うので、実際にサンプルを提示するよ。
シェルの命令文ってこんなの。

「mkdir /path/to/dir」

このたった一文だけで

“「/path/to/」っていう場所に「dir」というフォルダを新しく作ってね”

って事を命令してるんだよ。(´・ω・)
つまりわざわざ
「/path/to/」を開いて「新しいフォルダを作成」して「dir」って名前をつける!
なんて面倒くさい事をしなくても
この一文をメモ帳に書いてシェルとして保存して実行すれば
パソコンはちゃんとフォルダを作ってくれるってわけなんだ。(
・ω・´)

なので、例えば

mkdir /path/to/dir
mkdir /path/to/dir2
mkdir /path/to/dir3
mkdir /path/to/dir4
mkdir /path/to/dir5
mkdir /path/to/dir6
mkdir /path/to/dir7
mkdir /path/to/dir8
mkdir /path/to/dir9
mkdir /path/to/dir10
mkdir /path/to/dir11
mkdir /path/to/dir12
mkdir /path/to/dir13
mkdir /path/to/dir14
mkdir /path/to/dir15

こうやってたくさん書いておけば
数秒の間に15個のフォルダが一気に作成されることになるんだよ。
便利でしょ。(・ω・*)
といっても普段はあんまり使わないか。

大量のフォルダを作成する必要があったり、反対に大量のフォルダを削除する必要がある
プロのエンジニアの仕事現場ではよく使われるんだけどね。
「新しいフォルダを作成」→「dir2」「dir3」「dir4」…
なんてことを、カチカチカチカチカチカチカチ
1つずつやってたら日が暮れちゃうからねっ!(´・ω・
)