フェールセーフ設計【基本情報技術者・解説】

フェールセーフ設計の考え方に該当するものはどれか。

ア)作業範囲に人間が入ったことを検知するセンサが故障したとシステムが判断した場合
ロボットアームを強制的に停止される。

イ)数字入力フィールドに数字以外のものが入力された場合
システムから警告メッセージを出力して正しい入力を要求する。

ウ)専用回線に障害が発生した場合,すぐに公衆回線に切り替え
システムの処理機能が低下しても処理を続行する。

エ)データ収集システムでデータ転送処理に障害が発生した場合
データ入力処理だけを行い,障害復旧時にまとめて転送する。


「フェールセーフ設計」ってのは、ミスがある事を予め想定しておき
もしもの事があっても被害を最小限に留めるようなプログラムの設計
のことをいうよ。
安全に考慮した設計ってことだね!(´・ω・)

例えば
石油ストーブが倒れたら自動的に電源がOFFになるだとか
30分以上つけっぱなしのヘアアイロンは自動的に電源をOFFになるだとか
ガンダムの操縦席を狙撃されたら自動的に脱出カプセルが作動するだとか
そういうのの事だよ。

ということで答えはもうわかるよね。
(ア)が正解だよ!


ちなみにフェールセーフ設計とよく似たものに
「フールプルーフ設計」というものがあるんだ。
フェールセーフは「起きてしまった事故を最小限にとどめようとする」というのに対し
フールプルーフは「事故自体を起きないようにする(起きる前に食い止める)」
という考え方なんだよ。(´・ω・
)

選択肢の(イ)がそれにあたるね。
ドアを閉めないと動作しない電子レンジとか
ドアを閉めないとスタートしない洗濯機とか
そういうのの事をいうね。

余談だけどフールってのはバカって意味だよ。
「バカにも安心!」って意味だね。
なるほど!いいセンスだ!(^ω^ )