ホットサイト【基本情報技術者・解説】

バックアップシステム構成におけるホットサイトに関する記述として
適切なものはどれか。

ア)共同利用型のサイトを用意しておき,障害発生時に
バックアップしておいたデータやプログラムの媒体をを搬入してシステムを復元し
業務を再開する。

イ)待機系サイトとして稼働させておき,ネットワークを介して常時データや
プログラムの更新を行い,障害発生時に速やかに業務を再開する。

ウ)予備のサイトにハードウェアを用意して,定期的にバックアップしたデータや
プログラムの媒体を搬入して保管しておき,障害発生時にはこれら保管物を
活用してシステムを復元し,業務を再開する。

エ)予備のサイトをあらかじめ確保しておいて,障害発生時には必要なハードウェア
バックアップしておいたデータやプログラムの媒体を搬入し,業務を再開する。


「バックアップシステム構成におけるホットサイト」とは何だろう?(´・ω・)

それを説明するためには、まずは「ホットサイト」と
その兄弟である「ウォームサイト」「コールドサイト」の説明をする必要があるね。

「ホットサイト」「ウォームサイト」「コールドサイト」というのは
システムに障害が発生した時のためのバックアップ&運営方法の名前なんだ。

googleを例に考えてみよう。

ある日、google本社を掃除していたおばちゃんが
間違えてgoogleサーバーのコンセントを引っこ抜いてしまったとする。(´@ω@
)

突然全サーバのシステムが停止してしまったgoogle。
そうなると、その瞬間から全世界の人は
「http://google.com/」にアクセスできなくなってしまうんだよ。
こんな状況一刻も早く元どおりにしないといけないよね?

そんな時のためにgoogleは予め予備のサーバを
本社とは違う、どこか遠方の地に準備してあるんだ。(´・ω・)/

で、その準備してある予備サーバーが
本サーバーと全く同じ環境で常にデータ同期がされており
「もはや自分は本サーバーの完全なるコピー!
自分に切り替えて頂ければ、すぐにでも復旧可能でありますっ!(
・ω・´)」
っていう運営方法を「ホットサイト」

本サーバーと全く同じ環境を用意してあるんだけど、普段は電源を落としてあり
「まずはシステムを起動させて〜、それからデータを同期して〜
それが終わったら切り替えても大丈夫だよ〜(´・ω・)」
っていう運営方法を「ウォームサイト」

一応準備らしい準備はしてあるけど、本格的に復旧するには
いろいろ設定したり、なんやかんやしなくちゃいけないね。
「・・・復旧には時間がかかります、はい。(´-ω-
)zzz」
っていう運営方法を「コールドサイト」

と呼ぶのだ!

見てわかると思うけど、復旧のしやすさは ホット>ウォーム>コールド だよね。
だけど予備サーバの為に必要なコストも ホット>ウォーム>コールド になるんだよ。

googleのような大手サイトは当然のようにホットサイトだろうけど
一般企業がやってる小さなWEBサービスなんかだと、コールドサイトが多いだろうね。
ホットサイトはお金がかかって仕方がないからね。